資産形成

【貯金ゼロでも大丈夫?】理学療法士FPが語る、老後資金を今から貯めるべき3つの理由

【貯金ゼロでも大丈夫?】理学療法士FPが語る、老後資金を今から貯めるべき3つの理由

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理学療法士として働くかたわら、ファイナンシャルプランナー2級の資格も持つわたしが、今回は「老後資金」についてお話しします。

20代・30代のあなた、
「老後ってまだまだ先の話だし、ピンとこない…」
「稼いだお金は、今の生活でいっぱいいっぱい!」

…そう感じている方も多いのではないでしょうか?

ですが、現場で高齢者と向き合っているわたしから、伝えたいことがあります。

それは、

老後資金は、“今”から貯めておいた方が絶対にいい!

ということです。

その理由を、3つに分けてわかりやすく解説します。

理由1:生活の質に直結するから

今は「人生100年時代」と言われています。

もしあなたが80歳になったとしたら、
あと20年もの生活が残っているかもしれません。

元気に過ごせるならよいのですが、
年齢を重ねると身体の不調や病気によって、生活環境を整える必要が出てきます。

例えばこんなものが必要になります。

  • 手すりの設置
  • 杖やシルバーカー
  • 車椅子や介護用ベッド

これらは介護保険を使えば自己負担は少なく済みますが、
それでも「お金がないから使いたくない」と感じる人がいるのが現実。

結果として、

  • 家の中で転倒して骨折
  • 認知症が進んでも施設に入れない

…など様々なリスクが生じます。

高齢になってから「なんとかなるだろう」は通用しません。
だからこそ、
今のうちから老後の備えをしておくことが大切です。

理由2:ストレスへの耐性に差が出るから

お金がない高齢者ほど、家にこもりがちで、気分が落ち込みやすくなる傾向があります。

一方、お金に少し余裕がある高齢者は…

  • テレビで見た商品を試してみる
  • 友人とのお茶代を気にせず楽しむ
  • 無理のない範囲で趣味にお金を使う

…といった形で、ストレスを発散する手段を持っています。

若いころに「経験」や「楽しみ」を通して自分を満たすことができた人でも、
お金のない高齢期をむかえると昔を思い出して落ち込んでしまうことも見受けられます。

だからこそ、お金があるかどうかは“心の余裕”に直結すると言えるのです。

理由3:家族や介護者への負担が大きくなるから

高齢になると、働いて収入を得ることが難しくなります。
では、生活費はどうするのでしょうか?

答えはシンプルです。
誰か(=家族や親族)がカバーすることになるのです。

これが長期間にわたると、次第に…

  • 家族の金銭的負担が限界に達する
  • 介護疲れによる心身の不調
  • 家庭内での人間関係トラブル

…というように、さまざまな問題が生じます。

最悪の場合、
「施設にも入れず、自宅で孤独に過ごす」
という選択肢しか残らないことも。

自分のためにも、家族のためにも、備えておくことが最善の選択です。

老後資金、いくら必要?

では実際に、「いくらぐらい貯めればいいの?」という話に移ります。

想定条件:

  • 現在のひと月の生活費:30万円 → 老後は70%で暮らす=月21万円

  • 65歳で定年、90歳まで生きる

  • 収入は年金のみ

ケース①:基礎年金のみ(自営業・主婦など)

  • 月の年金:6万円

  • 毎月の不足額:15万円

  • 15万円 × 12ヶ月 × 25年 = 約4,500万円が必要!

基礎年金は全国民がもらえる年金で、毎年最大支給額は変更されます。
令和7年4月からは満額で69,308円/月です。

ケース②:基礎年金+厚生年金あり(サラリーマン)

  • 月の年金:13〜21万円(平均的な場合)

  • 毎月の不足額:0〜8万円

  • 最大不足時:8万円 × 12ヶ月 × 25年 = 約2,400万円

基礎年金の6万円に加え、厚生年金の中央値である7〜15万円をベースに計算しています。
(出典:厚生労働省『公的年金受給者に関する分析 ー配偶者の状況と現役時代の経歴(就労状況)からみた年金受給状況ー』)

このように、年金額によって必要な老後資金は異なります。まずは、自分の年金見込み額を確認することが第一歩です。

まとめ:将来の安心のために、“今”できることを

老後資金を準備する手段はいろいろあります。

  • NISAiDeCoなどの投資制度
  • 個人年金保険
  • 家計管理によるコツコツ貯金

わたし自身、理学療法士として高齢者と関わる中で感じたのは、

「備えのある人は、人生の最終章が穏やかで豊かである」

ということです。

「まだ早いかな…」と思う今こそが、はじめどき。

未来の自分を守るために、少しずつ“老後”の準備を始めてみませんか?

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