株主優待はいらない?投資で株主優待を重要視しない理由とは
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株主優待ってどんなもの?

株主優待とは、企業が株式を購入してくれた株主に向けて、自社商品やサービスなどの「優待品」を贈る制度のことを言います。
例えば
- 自社製品やサービス券
- 食事券や施設利用券
- QUOカードなどの金券
- 企業関連のポイント
などは人気の株主優待です。
企業としては、
・自社に対する株式への投資の魅力を高めたい
・より多くの人に、自社の株式を保有してほしい
などという理由から株主優待を取り入れています。
最近は長期間株式保有してほしいという思いから、長期保有制度を取り入れる企業も増えてきています。
株主優待を行っている企業は現在1,500社ほどです。
株主優待をもらうためには
株式を買い付けて、売買成立(約定)した日から数えて3営業日目が権利確定日です。
重要なポイントなので一緒に確認していきましょう。
ポイントは
・「権利付最終日」までに買い付け
・その日の16時時点で保有していること
が必要です。
3月31日までに株式を保有しなければいけません。
土日祝は市場が休みのためこの場合、27日に株式を買い付け、売買成立(約定)する必要があります。これで約定した日(27日)から数えて3営業日(31日)に株式を保有していることになります。
27日(木) | 28日(金) | 29日(土) | 30日(日) | 31日(月) |
権利付最終日 | 権利落ち日 | (非営業日) | (非営業日) | 権利確定日 |
つまり、A社の株主優待をもらうためには、31日に株式を保有しなければいけないので、31日の権利確定日を含む3営業日前である27日には売買成立(=約定)していなければいけません。28日に売買が成立したとしても、株主優待は受けられません。

株主優待の例
【2269】明治ホールディングス
【対象】毎年3月31日現在に明治ホールディングス株式100銘柄以上所有の株主
【内容】所有株式数に応じ変動
100株以上 | 明治部ループ製品詰め合わせ1,500円相当 |
---|---|
200株以上 | 明治部ループ製品詰め合わせ2,500円相当 |
1,000株以上 | 明治部ループ製品詰め合わせ5,500円相当 |
【8905】イオンモール
【対象】毎年2月末日に1単元(100株)以上、株式保有している株主
【贈呈時期】 毎年、6月中旬頃の郵送を予定
【内容】所有株式数に応じ変動
100株〜499株 | 3,000円分のイオンギフトカード |
---|---|
500株〜999株 | 5,000円分のイオンギフトカード |
1,000株以上 | 10,000円分のイオンギフトカード |
イオンモールは長期保有株主向け優待制度も行っています。
対象は、
- 2月末日の株主名簿に載っている
- 当社株式1,000株以上保有
- 保有継続期間が3年以上(同一株主番号で2月末日及び8月末日の株主名簿に連続7回以上記載されている)
と、上記を全て満たす必要があります。
内容は、現行の株主優待に加え、下記の基準でイオンギフトカードを進呈しています。
2月末日時点保有株式数 | イオンギフトカード金額 |
---|---|
1,000〜1,999株 | 2,000円 |
2,000〜2,999株 | 4,000円 |
3,000〜4,999株 | 6,000円 |
5,000株以上 | 10,000円 |
また、イオンラウンジ利用の株主優待も行っています。
【利用対象者】2月末日に株主名簿に記載された200株以上保有している株主
【利用条件】事前予約が必要(スマホまたは店頭の予約タブレット)
【利用頻度】月8回/1日1回
【利用時間】1回につき最大30分まで
【同伴者】1名まで
【7277】TBK
【対象】毎年3月31日に1単元(100株)以上を1年以上継続保有の株主
【内容】所有株式数に応じ変動
100株以上500株未満 | クオカード(500円相当) |
---|---|
500株以上1,000株未満 | 山形県産お米「つや姫」2.0Kg |
1,000株以上 | 山形県産お米「つや姫」5.0Kg |
【7182】ゆうちょ銀行
【対象】3月31日に当行株式を500株(5単元)以上保有している株主
【内容】オリジナルカタログギフト(3,000円相当のコース)
【発送時期】6月下旬ごろ
などと企業により株主優待の内容は様々です。
株主優待のメリットとデメリット

メリット
・株式保有期間中は定期的に得ることができる
・自社製品のほか割引券や株主限定の優待品もある
・発売前の新商品などが使える
・総合利回りがいい場合が多い
・小口投資家ほど高利回りになることが多い
総合利回りとは、「配当利回りと、優待品を金額換算した利回りを合わせた利回り」のことをいいます。
例えば、A社の株価が1株500円、配当利回り1.5%(年)、株主優待が100株以上で1000円分QUOカードの場合、
100株投資すると
配当金が750円(年間)
株主優待で1000円分QUOカード
つまり3.5%の総合利回りとなり、配当金だけの利回りより大きくなります。
デメリット
・優待内容は突然変更されたり、廃止されたりすることがある
・優待内容だけで投資をすると、企業の実態を正しく判断できない
・権利落ち日での株価下落リスク
例えば、
A社の株主優待が300株保有で30ヶ所のいずれかの宿泊利用券だったが
15ヶ所のいずれかの宿泊利用券に変更になった
かつ、今まで使っていたホテルでは1000円分の手出しが必要になった
などと内容が変更になることもあります。
例えば、株価下落リスクでは、A社の株主優待が100株保有で2000円の商品券だった場合
権利付最終日の株価 2700円→100株保有で27万円
権利落ち日の株価 2500円→100株保有で25万円(-2万円)
となることもあります。
株主優待を重要視しない理由

- 日用品など普段買っているものと違うと使いにく
- 自社製品用の商品券などはいらないのに使うのが面倒
- 使用期限を気にするのが苦手
- 変更や廃止があるので把握が面倒
それ以外では、機関投資家や海外投資家からは、優待の活用が難しいため評判が良くありません。
そのため今後も株主優待の廃止や配当金への充当割合が多くなる可能性があります。
また、株主優待を調べたり、把握するために時間を割くならば、株価とか指数を勉強する時間に使って投資をより楽しみたいという声もあります。
株主優待を活用した方がいい人とは
- 銘柄が選べない人
- 株式投資に積極的!ではなく緩やかにオマケをもらう感覚がある人
- 使う日用品が優待でくる→コーヒー、ビール、洗剤等
- 期限等の管理ができる
こういう方は株主優待を使って生活の中に企業からのプレゼントがもらえるのは楽しいと思います。
また、初めて投資をする際に、銘柄を選びやすくなるため投資を始めるきっかけになります。
株主優待の注意点
- 権利確定日がいつか
- 必要な最低株数はいくつか
- 有効期限や使用条件があるか
は必ず確認しましょう。
そして、しっかり株主優待てお得に生活するためには
- 総合利回りの比較
- 企業名が間違っていないか
などもしっかり確認しましょう。
まとめ
株主優待は投資家にとって魅力的な制度です。一方で企業側の判断で変更や廃止などのリスクがあるため、株主優待を活用するかどうかはご自身での判断となります。
この記事を見て株主優待ってどうなんだろう?いらないって思っている人の考えはどうゆうことだろう?などという問いが少しでも解決されたら幸いです。
あなたの投資生活もより良くなることを願っています。