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【本紹介】努力は時間をかけることだけじゃない。「松岡まどか、起業します」で背中を押された話

【本紹介】努力は時間をかけることだけじゃない。「松岡まどか、起業します」で背中を押された話

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今回は、わたしが久しぶりに心を揺さぶられた1冊をご紹介します。

それは、
『松岡まどか、起業します ー AIスタートアップ戦記』(安野貴博 著)です

松岡まどか、起業します AIスタートアップ戦記 [ 安野 貴博 ]

丁寧な暮らしを大切にしているわたしですが、仕事に関しては熱量を込めています。
同じように、内側に小さな熱を抱えている——
そんな方にこそ、読んでみてほしい1冊です。

どんな人におすすめ?

今回紹介する『松岡まどか、起業します ー AIスタートアップ戦記』は、こんな人におすすめです。

  • 起業に興味がある人
  • ビジネス経営をちょっと覗いてみたい人
  • 投資スタートアップの空気感に触れてみたい人
  • AIに興味があるけれど、まだ遠く感じている人
  • 最近ちょっとやる気が出ないけれど、何かの“きっかけ”が欲しい人
  • 情熱や苦悩、人のリアルな成長が描かれた物語が好きな人

あらすじ

大企業のインターンをしていた大学生・松岡まどか。
内定取り消しを言い渡された直後、詐欺に巻き込まれ、
1年以内に時価総額10億円の会社をつくらなければ、莫大な借金を背負う」という崖っぷちに立たされます。

そんな彼女が、”得意なAIを活用して起業し、本気でもがきながら成長していく
というスタートアップ成長ストーリーです。

見どころ:ただの成功物語じゃない、リアルな“人間ドラマ”

この物語は、ただの成功ストーリーではありません。
むしろ「現実世界で起きることに限りなく近い痛みや葛藤」に満ちています。

  • 人間関係の難しさ
  • 裏切り嫉妬、誤解
  • 自分の“未熟さ”に直面する苦しさ
  • 理不尽なことへの怒りと、それを乗り越える力

経営って、かっこよく見えますが、ものすごく泥臭いということがヒシヒシと伝わります。
AI技術が絡むスタートアップという舞台でも、描かれているのは「人がどう悩み、どう立ち上がるか」です。

少しだけAIの知識も出てきますが、初心者の私でもワクワクしながら読めました。

心を動かされる“時間”の考え方

私はどちらかというと、
時間をかけて、コツコツと努力するタイプ」です。

でもこの物語の主人公・まどかは、“1年以内に10億円の企業をつくる”という時間の制限の中にいます。

普通に考えたら無理な状況。
でも彼女は、焦りながらも着実に、そして仲間の支えを得ながら、確実に前へ進んでいきます。

私は、「自分には無理だし必要ない」と思っていた短期集中の挑戦が、
時に人生の“燃料”になることもあるんだと、若い時の闘争心のようなものを久しぶりに感じました。

「経験」は、自分の軸をつくってくれるもの

起業した主人公・まどかには、たくさんの試練が降りかかります。
ときには誰かから悪意を向けられたり、ただ嫌われてしまったり。

これって、私たちが生活する日常にも起こりますよね。
そして、それは「特別なことではなく、生きていれば誰にでも起こり得る」ことです。

ここで大切なのは、
それに対して自分がどう向き合うかということです。

まどかは自分ひとりでなんとかしようとせず、
周りの人に頼りながら、少しずつ「自分の選択」ができるようになっていきます。

人は、最初から強いわけじゃない。
経験したり、周囲の意見に耳を傾けたりしながら、だんだんと「自分の軸」を育てていく。

かつての私は、他人の意見に合わせて生きていた時期がありました。
“いい子でいること”のほうが、傷つかなくて済むし、楽だったから

でも、大人になると避けようのない出来事も起きます。
そのときにどう受け止めるか、どう乗り越えるかが、
これからの自分をつくる土台になっていくのだと気づきました。

失敗しても、落ち込んでもいい。
でも、どんな選択をしてもそれが、自分を高めてくれる経験になる

そう昔感じたことが、この物語を読んでいるとふと思い出し、すごくリアルで共感できたんです。

注意点として

  • 投資やAIなど、少し専門用語が出てきます(でも、知らなくても読み進められます)
  • ビジネスの世界に詳しい人からすると、物足りない部分もあるかもしれません

でも、むしろそれがちょうどよく感じました。
私のように詳しくない人にも、リアルに感じられたのは、この小説の大きな魅力だと思います。

最後に:静かな暮らしに、熱い1冊を

丁寧に暮らしたい。
静かに、穏やかに、自分らしく生きたい。

そんな私でも、熱量を上げるために
「ちょっと誰かに背中押してほしい」と思う瞬間があります。
この本は、まさにそんな背中を、そっと、でも確実に押してくれる1冊でした。

気になった方は、ぜひ読んでみてください。

書籍情報

松岡まどか、起業します AIスタートアップ戦記 [ 安野 貴博 ]

 タイトル: 松岡まどか、起業します – AIスタートアップ戦記
著者: 安野貴博
出版社: 幻冬舎(2024年)
ジャンル: ビジネス小説 / AI・スタートアップ系フィクション

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champaruly
初心者ブロガー【2023年4月に設立】■お金に関する情報を集めたい■よりよく生きたい■wellness思考に憧れる社会人